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 街道膝栗毛のブログ  奥州道中膝栗毛/羽州街道膝栗毛/八戸街道膝栗毛
  奥州道中膝栗毛/羽州街道膝栗毛/八戸(上り)街道膝栗毛の最新情報をUPしていきます。これら東北の街道探索を中心にパソコンなどつれずれに記していきます。
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enoki.jpg奥州道中では余り見られないのだが、東海道などでは塚木にエノキが植えられていることが多い。

これは徳川家康が塚に「ええ木」を植えよと言ったのを家臣が「エノキ」と間違えたという話が伝わっているが、正しいかは定かではない。





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keyaki.jpgケヤキは現在でも街路樹に良く使われている。高木で上に向かって枝が拡がり大変見栄えもする。落葉樹で紅葉も楽しめる。
古くは「槻(つき)の木」と呼ばれていた。

 一方、数多く分かれた枝が風で裂けやすく台風などでは道に垂れ下がる事が多い。

 岩手県北上市の成田一里塚や青森県上北郡七戸町の天間館一里塚には見事なケヤキの塚木が見られる。

 ただ、塚木としてはやや大きくなりすぎ、その根は塚を覆ってしまう。保水の意味でも良くないし、何より塚が目立たない。

また、成長も加味するとそれ程古い植樹のものは少ないと思われる。
sugi.jpg 青森県などでは塚に杉が生えている事も多い。

 杉が一里塚に使われるケースはそれ程多くは無く、最近の植林のケースもある(幹が細い)。また、青森県の奥州道中は山の中に取り残されている区間が長く、必然的に林業に利用される確立が高い。落ちた種子から増えたのか塚に何本も生えている事も多い。

 ただ大木になるため老齢の杉では塚が分からなくなるほど根が発達する。岩手県の金ヶ崎にある三ヶ尻一里塚では巨大な根が残っている。高さ40m程にも成長したというが、枯れて危険なため切り倒されている。

 また、どちらかというと奥州道中より日光街道に多く利用されている(日光の杉並木は有名である)。杉が多いと春先の街道探索は花粉症の人にはつらい。枯れなければ寿命は長い(縄文杉があるくらいだ)。
matsu.jpg東北では一里塚の塚木に松が植えられている事が多い。

並木も松が多い。

ただ、松くい虫や排気ガスの影響で枯死するケースが多く、台風で倒れたり枯れなくても宅地化などで伐採されるケースが見られた。太平洋戦争中は松の油をとるために切られるケースもあったという。

塚木としては地盤面から高くなっているため乾燥しやすくどちらかというとひょろ長い元気の無い木が多く見られる。

それでも街道を歩くと所々松が残っているのを見ることが出来る。さまざまな苦難を乗り越えてきた松に感謝。
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