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 街道膝栗毛のブログ  奥州道中膝栗毛/羽州街道膝栗毛/八戸街道膝栗毛
  奥州道中膝栗毛/羽州街道膝栗毛/八戸(上り)街道膝栗毛の最新情報をUPしていきます。これら東北の街道探索を中心にパソコンなどつれずれに記していきます。
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kusunoki.jpg
トトロが棲む木といった方が通りがいいかもしれないが、記録上はクスノキが塚に植えられていることもあるようだ。

ただ、どちらかというと西日本に分布する樹種のため東北の街道ではまず見掛けない。
また、かなりの大木となるため塚が隠れてしまう恐れもある。

どちらかといえば神社の御神木で見掛ける事の方が多いだろう。

樹齢は1000年を超えるようなものも多く見られる。
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buna2.jpg
これも珍しい例だが、ブナの木が塚木に利用される事があったという。

ブナは北海道から鹿児島まで広い範囲に分布するが、南日本では高地に生息する。
秋田県には白神山地のブナ林が世界遺産に登録されるほど有名だが、太平洋側ではブナ林はそれ程見られない。
青森県では十和田湖の奥入瀬渓流にあるブナ林が目玉となっている。新緑の季節のブナ林は大変美しい。

 ブナの塚木は羽州街道にあるというが、こうした分布に関連しているのだろう。

nashi.jpg  これは現物を確認した訳ではないものの羽州街道では梨の木の塚木も存在するとの事。

 高さは15m程になる落葉高木で、弥生時代には日本に生えていたといい、「日本書紀」にも記述が見える。江戸時代にはかなりの品種が栽培されていた。
 
 その流れで塚に植えられる事は充分に考えられる。
 のどを潤すことも出来ただろう。

sakura.jpg塚木に桜が植えられているケースは少ない。ソメイヨシノだったりしたらまず明治以降に植樹されたものだろう。

ソメイヨシノは江戸末期に創られた品種で今のように猫も杓子も桜といった形で植えられているのはほぼこの品種である。桜は余り剪定に強くなく、従って街路樹には適さない。

また、道路を塞ぐほどの大木になるため街道の道幅では煩雑になりすぎる(観光目的なら別だが)。基本的に接木で増やす。

それでも、桜の古木を見掛けることもあるし、岩手県盛岡市の「石割り桜」のように江戸時代からのいわれがある木が残っている(樹齢360年)。ちなみに石割桜の品種はエドヒガンザクラである。

普通のソメイヨシノの寿命は100年程という。
urushi.jpg漆は漆器に塗られることが有名だが、街道関係の書籍を見ていくと並木や塚木に利用されたという内容の記述が出てくる。

樹高は10m程にもなる落葉高木で実も付く。紅葉もきれいな朱色が出る。

人によってはひどいかぶれを起こすことも知られており、人が往来する並木には向かないような気もするのだが・・・。
そのせいか今は街道を歩いても殆ど見掛ける事は無い。








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